サツマイモの葉が黄色くなり始めてきたので、そろそろ収穫の時期。夕方から芋掘りを始め、サツマイモを掘りやすいようにツルを株から5センチほど残して切りました。マルチシートをはがし、株元を掘っていきます。「秋の日はつるべ落とし」と言われるほど、日が暮れるのが早い。あっという間に手元が暗くなり、いよいよ作業は無理かなと思っていたら、急に照明がついたように明るくなりました。

振り返れば、雲の間から月。光の球のように見えました。

今年の満月の中では最も大きく見える「スーパームーン」。

空の蒼さに月の光が何とも幻想的な風景が、まるで、ラッセンの絵のようです。美しい蒼の世界。芋掘りの手を止めて見入ってしまいました。

ポタジェの後ろに立っている建設会社の倉庫の壁に、虹色になって映る光は、鮮やかで神秘的です。

さぁ。見惚れている時間はないと、スコップで掘り、手でサツマイモの気配を探る。「あった」そっと皮を傷つけないように収穫しました。

月の光に助けられました。