演題は「アンチエイジングについて~認知症にならない食事法」。

アンチエイジングと聞くと、見た目が若いことというように外面的な若さばかりをイメージされますが、医学的には健康長寿を指し、体が衰えていくスピードを抑え、老化現象を防ぎ遅らせようとするものです。今、平均寿命と健康寿命の差はおよそ10年あり、この差はこの期間に支援や介護を必要としているということを意味します。「寝たきりにならずに、いかに人生を楽しむか」は大事なことです。100年時代を迎えていますが、長寿時代と言っても、誰も当たり前に長生き出来るというわけではありません。100歳まで生きる準備が必要になってきます。会社のトップの皆さんだからこそ、自身の健康管理は大切になってきます。

今、65歳以上の認知症高齢者数と有病率の将来推計についてみると、2012年は認知症高齢者数が462万人と、65歳以上の高齢者の約7人に1人(有病率15.0%)でしたが、2025年には約5人に1人になるとの推計も出ています。加齢による脳の機能が低下するペースは、約3分の1が遺伝的要因で決まりますが、残りは生活習慣で決まると言います。それには、日々の行動、コミュニティとのかかわり方、人間関係の強さ、肉体的健康、食事などが関係してきます。
認知症は脳の生活習慣病と言われており、食生活が大きく関わってきます。認知症は発症の20年くらい前からの生活習慣、特に食生活が大きく影響しています。「リコード法」は、アメリカのアルツハイマー病の権威であるデール・プレデセン博士が考案した治療法ですが、その中で、アルツハイマー病をもたらすのは、3つの原因があると言われています。①炎症 ②栄養不足③毒物です。全ては食事由来。認知機能の低下は食べ方に関わっています。自分の食生活のチェックをしてみましょう。それによって栄養トラブルも見えてきます。
また、老化を促進するものは、以下の通り3つあります。
1 糖化・・ たんぱく質の機能低下を起こさせる。「コゲ」のようなもの
2 酸化・・ 体の「サビつき」。どんどん「サビ」がたまっていく
3 炎症・・体を守ろうとする反応が自ら自分を傷つける
食べたらよい食品は、葉物野菜、解毒作用のある食品、タンパク質、発酵食品などがあります。また良い油を使うことも大切です。避けたらよい食品には、小麦製品、加工食品、乳製品などがあります。また老化は腸に現れますので、腸内環境を整えることは大切です。「何を」、「どう食べるか」 という食べ方と習慣は大切です。「食事は野菜から」、「時間をかけてゆっくりと」「腹七分目」を心掛け、よく噛んでゆっくり食べましょう。満腹感を得られ、食べ過ぎの防止につながります。 豊かに、生き生きと毎日を楽しんでいきましょう。
