腸が「第二の脳」?人の体の全免疫システム全体の70%は腸に集中していた!!

腸は体に必要な栄養素を吸収し、体内にある器官でありながら、細菌やウイルスなど外から病原菌の侵入を排除するという体を守る役割を持っています。子供のころ試験前や発表会などの前に緊張のあまり、急な腹痛や下痢に襲われたりしたという経験はありませんか?頭で考えることと腸の活動は密接につながっています。

腸は体に必要な栄養素を吸収し、体内にある器官でありながら、細菌やウイルスなど外から病原菌の侵入を排除するという体を守る役割を持っています。実は脳内の神経伝達物質 「セロトニン」の95%が腸で作られているという報告もあります。またさまざまなホルモン(ペプチド性ホルモン=脳内ペプチド)を生産し、多くの血管や神経が集まっている腸の状態は全身に影響します。子供のころ試験前や発表会などの前に緊張のあまり、急な腹痛や下痢に襲われ たりしたという経験はありませんか?このように頭で考えることと腸の活動は密接につながっているのです。このことは、腸が「第二の脳」と呼ばれる理由になるのです。腸は、栄養分を吸収する小腸と水分を吸収する大腸の2つに分かれます。小腸は、約6m。内側は、縦毛(じゅうもう)とよばれる無数のヒダに覆われそこから栄養分を吸収し毛細血管を通じてその栄養素を全身へ送る役目をもっています。 大腸は、約1.5m。小腸で吸収仕切れなかった食べ物のカスや水分が吸収され最終的に便となり排泄されます。 便秘などで排泄がたまると食べ物に含まる添加物などの影響で、腸内の腐敗が進みます。これが大腸の粘膜に接し続けるとがんなど様々な病気の原因になるといわれています。腸は人の生命維持にかかわる最も大切な器官で、腸の粘膜の表面積は実に全身の皮膚のおよそ 200倍ともいわれています。 腸は飲食物に含まれる栄養分を吸収する一方で細菌やウイルスはその感染を防ぐため吸収せず便として体外に排出しなければなりません。従って血液中を流れる リンパ球といわれる免疫細胞の多くが腸に集まっており、それら免疫細胞が腸の粘膜やヒダに集まってバイエル版と言うリンパ組織を形成しています。また、人の体の全免疫システム全体の70%が腸に集中していると言われています。

腸内の免疫の主な働きは3つ
• 腸内に入ってきたものを免疫細胞が認識
• 免疫細胞が腸内に入ってきたものの無害、有害を判断
• 無害なものは受け入れ、有害な場合は免疫細胞が攻撃
なぜ腸管にこれほど多くの免疫システムが集まるのかというと、日々、口に入れられる飲食物にも必ず多くの細菌やウイルスなどが含まれています。それらの有害物質は腸の粘膜から最も侵入しやすいとされています。また、正常な人でも毎日3,000~4,000個発生すると言われているがん細胞が生じる場所もほとんどが腸内の粘膜からといわれています。
そのような病原菌や有害菌などの外敵を素早く感知し、攻撃し、排除するため、免疫細胞が24時間365 日、常に腸を守り続けなければなりません。つまり腸が人の体で最大の免疫器官である理由がここにあるわけです。そしてこの腸内の免疫と腸内細菌は密接な関係をもっています。
腸内細菌は大ざっぱにいうと3つに分けられます。
● 善玉菌
● 悪玉菌
● 日和見菌

腸内細菌のほとんどが日和見菌。その性質は、善玉菌の勢いが優勢であると、善玉菌の働きを助け、悪玉菌が優勢であれば悪玉菌に味方するという、どっちつかずの働きをします。腸内環境の理想的な状態は、善玉菌が悪玉菌より少し優勢で、日和見菌がたっぷりと存在している、共存共栄が望ましいと言われています。
精神状態に不調が生じると善玉菌が減り、悪玉菌が増え、腸内細菌叢のバランスが崩れて、免疫機能が低下します。したがって、腸を第二の脳と言うようになってきているのです。

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