毎日、強い日射で気温が上がり、体温を超える危険な高温となり、各地で熱中症警戒アラートが出されるようになりました。
梅雨の間は、日照時間が短く長雨が続き、野菜が高騰していましたが、次は猛暑。猛暑による農産物への被害が少ないことを祈っています。
さて、「DETOX FARМ」では、この夏、たくさんの夏野菜たちを収穫出来ました。畑を作っていると話すと、「えーー!!本当にやってるの?」「農業やっているなんて想像がつかない」とか・・・いろいろと言われますが、私も初めはそうでした。
昔の自分なら、同じことを言っていたかもしれません。でも、何と言われようと実際にやっているのですから(笑)。人生とは不思議なものです。
写真は、伊那市で作っていた「DETOX FARМ」です。改めて写真を見ると懐かしい・・・。いろいろな想いがいっぱい詰まった畑でした。

(伊那市にあったDETOX FARМ)
そもそも、畑を作るきっかけになったのは、アンチエイジングフードマイスター資格取得のための農業実習からでした。
食と環境問題を学ぶには、土のこと農業の事を知らなくてはいけません。だからどうしても農業実習は必修なのです。これまで、農作物を作ったこともなく、畑とは全く無縁。むしろ、「農家ではないのに、畑なんてしていいの?」「やったことがないのに出来るの?」と思っていたほどでした。
でも、残留農薬、土壌汚染などの環境問題を学んでいくうちに、有害なものを体の中に入れない、安心で安全な野菜作りこそが究極のDETOXだと思い、とりあえず、自分の畑を持って野菜を作ることにしました。2015年伊那市で、無謀にも100坪の休耕田を借りて、「DETOX FARМ」と名付けて始めました。

(伊那市にあったDETOX FARМ)
実際にやってみることが大切だとは言って畑を始めたものの、無農薬で化学肥料を使わず、自然栽培で畑作りをやっている人は、周りには誰もおらず、教えてくれる人が近くにいるわけでもなく、案の定、ことごとく失敗しました。やっぱり、私には無理なのかも・・・とずぃぶん落ち込んだこともありました。自然栽培だからと言って何もしないでいいというわけではないのです。植えると枯れる、草を刈ってもらわないと困ると苦情が入る。
ひと雨降れば、雑草は、人の背丈ほど伸び、また小さいうちならいいのですが、大きくなってしまうと茎も硬くて大変です。収穫なんてほど遠い・・・。
片手間で出来ることではないと、本当にあきらめようと思いました。でも一度、実践編をしっかり習おうと自然栽培の農業塾に行き、そこで、いろいろと教えていただきました。栽培する場所によって自然環境も違いますし、気候や土の状態によって、やり方は変わるということで、その後、失敗を見直し、自分なりに工夫しながら、3年を過ぎたころには、いろいろな野菜やハーブが出来るようになりました。

(伊那市にあったDETOX FARМ)
でも、会社の本社移転にともない、伊那での畑づくりが出来なくなりました。週末に通おうかとさえ思って、悩んだのですが、現実的に難しく、精魂込めて作った「DETOX FARМ」でしたが、泣く泣く諦めることになりました。
そして、移転から、ようやく1年後に、新生「DETOX FARМ」を改めて作ることが出来ました。伊那市で借りていた畑は広大で、車で15分ほどの離れた場所にありましたが、今は、事務所のすぐ横にあるので、目が行き届きます。以前よりは小さくなりましたが、ハーブや野菜などを同じ敷地内に植え、観賞と収穫の両方を楽しむヨーロッパ伝統の菜園スタイル「ポタジェガーデン」に形を変えてみました。

今年、最初に実をつけ始めたのはキュウリでした。次から次へと生り始め、雨や風で、うどん粉病や褐斑病が発生しても、沢山収穫出来ました。
フリーダム、夏すずみ、白キュウリの3種類が実をつけてくれました。

中でも、白キュウリは、淡緑色から白緑色に変わる頃が 収穫適期。緑の絵の具に白を多く入れたような色で、味や歯ざわりも果物みたいで、アマウリ(マクワウリ)のような、青臭くなく肉厚のキュウリでした。

そして、ナスは5種類、緑ナス、白ナス、賀茂ナス、マー坊ナス、紫縞ナス(ゼブラナス)。ナスは生り始めるのがちょっと遅くて、栄養が足りないのかと根元に追肥をしたりして様子を見ていたのですが、長雨が続いた頃から出来初め、ナスの畝を見に行くのが楽しみになりました。

トマトは、ミニトマトを中心に、ルージュレッド、ピッコラオレンジ、黄色、緑、ロゼ、ルビー、そして、ブルートマト・インディコアップルの7種類。

黒いミニトマトだと思っていた苗が、ミニトマトではなくミディトマトで、色も濃い紫色から、なんだか上だけ焦げたような色になり、あとから調べてみると、オレゴン州立大学によって開発された高アントシアニントマトで、世界で唯一、アントシアニンとリコピンが同時に摂れるとして、海外では市場で大人気の最新のスーパーフードとなっている激レアものだと聞いて驚きました。

オクラは、オクラ・白オクラ・赤まるオクラ・島オクラ(ベニー)の4種。赤色のオクラは薄くスライスして生食で食べます。

パプリカは赤、オレンジ、黄色、紫、白の4種とピーマン。白と紫はかなり次から次に生り、赤よりも難しかったのがオレンジでした。かなり肉厚でとても美味しくなりました。

そして、食用ほおずき。枝に小さな行灯のようにたくさん生りました。ガクを時間をかけながら乾燥させ、実もちょうどいい甘さになりました。

「DETOX FARМ」の野菜は、レアなものが多いと、実際に見に来る人も増えて来ました。こんな野菜を見たこともなかったと、早速、家に帰って家族に見せるとお土産に持って帰られたり、この野菜は何にいいのか?と熱心に話を聞かて、どうやって食べたらいいの?と質問されます。この質問は圧倒的に多く、ただ珍しいだけでなく、美味しく、その野菜の特長を生かした料理法を考えないといけないなーと、次なる課題です。でも、採りたてをすぐに食べるのが一番美味しい。

宝探しのように、葉の間から出来た野菜を収穫し、この野菜で何を作ろう?どうやって食べたら一番おいしいかな?と考える毎日。せっかく出来た野菜をなるべくなら、1つとして無駄にせず、食べたい・・・。ささやかな幸せ。でもすごく贅沢なこと。小さくてもいい、ベランダでもいいから、実際に畑づくりや野菜作りをすることは、アンチエイジングライフの中に取り入れてもらいたいことの一つです。
「ポタジェのある暮らし」は最高です。
この夏、ビタミンカラーと言われる元気な色の野菜からたくさん元気をもらいました。お隣の外壁工事も終わり、きれいに仕上がりました。
壁面も紺色に変わり、何だか畑のイメージも変わって見えます。

焼けるような日差しの中で、萎れながらも花を付け、それでも野菜は生ってくれています。ありがとう。

9月になれば秋冬野菜の植え付けの準備が始まります。