パーキンソン病とコーヒーの関係を考察。カフェインの重要性が浮かび上がってきた!!

コーヒーに含まれるカフェインは、これまでは「刺激物だから体によくない」と悪者のように扱われていましたが、脂肪を燃焼する、むしろ良い物質として評価が変わってきています。心疾患やメタボリックシンドロームに対して、ポジティブな報告も存在します。アルツハイマーやパーキンソン病では、発症抑制効果があるとも言われています。

 

パーキンソン病は、脳の黒質の神経細胞の異変によって引き起こされていると述べてきましたが、カフェインには、この異変を引き起こす「アポトーシス」を抑制する働きがあると考えられています。アポトーシスとは、細胞にプログラミングされた“自殺”のシステムで、健康な人の場合、病変を起こした細胞は、このアポトーシスによって自殺を選び、他の細胞に害を及ぶのを防いでいます。ガン化した細胞の多くもアポトーシスによって取り除かれているように、病気から身を守るために必要な仕組みといえますが、パーキンソン病の場合、神経細胞でアポトーシスが進むと、逆に体の機能がどんどん衰えてしまいます。

むしろ細胞死を防ぐことが、発症を抑えることにつながるわけで、カフェインはそこに役立っている可能性があるのです。

 

例えば、ハワイの日系男性8000人を対象に30年にわたり、おこなわれた研究ほうこくによると「パーキンソン病」の罹患率は、コーヒーを飲む量が多くなるほど減少するという結果が出ています。

 

その後、さまざまな追試が行われる中で、お茶によく似た効果があることがわかり、カフェインの重要性が浮かび上がってきたのです。

 

コーヒーとお茶を比べた場合、コーヒーの方がはるかに高いようですが、もちろん、むやみに摂りすぎるのはよくありません、特に、夜間に飲むとカフェインの効果で、交換神経が高ぶり、睡眠に支障が出てきます。こうしたマイナス面も踏まえ、日常の気分転換として適度に摂りいれるといいでしょう。

 

最近の研究では、コーヒーを飲んでいる人の方がガンにかかりにくい傾向にあるということが明らかになってきています。少なくとも精製糖質のたっぷり入った清涼飲料水よりは、はるかに体に良い飲み物です。

 

「カフェインの摂りすぎは体に悪い」という言葉に縛られ過ぎず、賢く摂りいれていいかもしれません。

 

 

参照:「医者が教える長生きのコツ」 佐古田三郎 著

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