一昨年、富山の自宅の後ろの土地が売りに出されました。150坪、まだ新しい一軒家も建っています。
破格の安さで売りたいとのことなので・・・これは、買わなければならないでしょう。
事務所として使うのには問題なさそうなので、購入を決めました。

長野から、会社を移転してくる前に、建物の後ろの土地を畑にしようと、覆われていた防草シートを取り、土を耕し、
試しに2本の畝を作ってみました。それにしても、とにかく固い。カッチカチの土。それでも表面はサラサラなので、
サツマイモの苗を植えてみました。栄養はないと思うけどサツマイモなら出来るかもしれない。
培養土を足し、枝豆も周りに植えました。
でも、待てど暮らせど、葉は少し伸びてきても、どうも大きくなる気配がない。
いくら何でも、少しくらいイモは出来ているのではないかと、掘ってみると親指大のサツマイモしか出来ていませんでした。
畑をするには、土壌改良が必要なのかも知れない。
昨年、富山に本社を移すにあたって、畑の土壌改良のことを地元の専門家に話を聞いてみました。
「この建物を事務所にして、その後ろの土地を畑にしたい」と意向を伝え、使われている土を調べてもらうと、
家を建てるために海の土を使ってある。サラサラだけど、水を含むとカチカチに固まるという特性があり、
作物を育てるには不向きと言われてしまいました。
やっぱり・・。
富山に移って来たタイミングが、5月に近かったので、そこから畑を準備をしても、夏野菜の植え付けには間に合わない。
また、土壌改良をするのにも莫大な予算がかかるということで、本社の移転にともなって環境も変わることから、
ここは慎重に進んでいこうと決めて、しばらく畑はあきらめることにしました。
富山に戻って1年、会社も落ち着いたので、いよいよ畑づくりの準備に入ることにしました。

映画で見た『人生フルーツ』は、名古屋近郊の高蔵寺ニュータウンの一隅で、
雑木林に囲まれ自給自足に近い生活を営む
建築家の津端修一氏と妻の英子さんの日常を追ったドキュメンタリーです。
『家は、暮らしの宝石箱でなくてはいけない』
豊かに生きていくことや、歳を重ねていく美しさに、憧れの暮らしを見ました。
近づいていきたい。そう思ったのです。
そうだ、今やれることからやっていこう。畑をしたいと言っても、いきなり大掛かりな土地の土壌改良をするというのは、
あまりにも大変です。それならばと、木製花壇枠を作ることにしました。
連休も終わりに近づいた5月5日、いよいよ作業が始まりました。

トラックで、重機や木枠などが運ばれて来ました。

重機で土を掘り起こしていきます。

かなり、固いので大変そうです。

木枠を立てる場所に印をつけて、いよいよ木枠を立てていきます
1.8m×7.2mの木枠が4つ設置されました。

10tトラックで田表土が20t運ばれてきました。

重機を使って、運んでいきます。

木枠の中に田表土を入れます。

田表土に堆肥を入れて攪拌し、さらに敷き均します。

畑らしくなりました。

5月9日に無事完成しました。
職人さんから、ここの土の話を聞くと、昔、海だった場所が時間を経て山になり、山の土として採掘はしているけれど、
もともとは、海の土の特徴を持っているので、サラサラで柔らかいけど、水分を含むと途端に固くなってしまうという
地盛りや建物を作るためには非常にいい土なのだそうです。
それを畑の土にしたいという方に無理があったのですね。
なるほど・・。
そういえば、生えてくる雑草も根っこが横に鎖みたいに伸びている頑丈な種類。職人さんに、それは海辺の雑草で、
この土には、海の側の雑草しか生えてきませんよと言われました。
確かに、そうかもしれない。
確かに、昔、小学校のグランドの土に貝殻の化石みたいのが入っていたけど似たような草が生えていたような気がします。
土にはいろんな種類があって、色や性質が違い、それぞれの土に適した草や木が生えているんですね。
「DETOX FARM」もこれから、どんな風に変わっていくのでしょうか・・。
スタイルでいうなら、ハーブや野菜、花、果樹などさまざまな植物を混植させて、収穫と鑑賞両方を楽しむから、
おしゃれにフランス式の家庭菜園『ボタジェガーデン』を目指しましょうか?
ゆっくりと時間をかけながら作り上げていきたいと思います。
さぁ、いよいよ畑づくりが始まります。