2016年5月28日 日本アンチエイジングフード協会 特別セミナー
「100歳までボケずに元気に生きる方法」 講師 白澤卓二理事長
■長生きの秘訣は「健康なこと、病気にならないこと」
世界でもっとも長生きした人物として知られるジャンヌ・カルマンさん。フランスのアルルで生まれて122歳で亡くなりました。1995年、120歳の誕生日にインタビューで長生きの秘訣はなんですかと聞かれたカルマンさんは「健康なこと、病気にならないことよ」と答えたそうです。カルマさんが長生きしたのは病気をしなかったから、とても単純なことなのです。
では「健康で病気にならないため」に何に気をつければいいのでしょうか。
基本は、食事と運動と生きがいという3つの条件です。
これらがそろっている人が※サクセスフルエイジングを成し遂げています。
長野県の長寿の秘密の多くの部分は食事に関わっています。コレを食べればエイジングに成功できるというものは存在しませんが、健康長寿に役立つ食べ方はあります。
例えば、40歳で同窓会に参加すると見た目にものすごい違いが出てきます。10年後の50歳ではどうなっているのでしょう。見た目に老けてしまって、なんとなくしょんぼりした負け組のままでいるのか、若々しくエネルギッシュな勝ち組へと入れ替わるのか、それはあなたの生活習慣、大きくは食事に関係しています。
40歳のときにこのことに気がついたとして、それを予防するための食べ方を実践できるかどうか、それによってあなたの老化スピードは変わります。
そして、いよいよ80〜90歳になると、今度は「誰が生き残っているのか」という話になってくるのです。
■もっともシンプルで大切なことは「食べる量」
老化のスピードをコントロールしているのはいったいなんでしょうか。いろいろありますが、もっとも大きい要因は「食べる量」です。
健康長寿の研究のなかで世界的に有名なものが、20年以上前から行われている、ウィスコンシン大学のアカゲザルの実験です。アカゲザルはヒトに近い霊長類であり、ほとんどの人間の病気を発症するため、実験データとして信頼性が高いと言われています。
ウィスコンシン大学の研究班は、エサの量以外、栄養素などはまったく同じにして、カロリーだけを制限して、その経過の違いを追跡調査したのです。
実験開始から5年後、カントくん(カロリー制限あり)とオーウェンくん(カロリー制限なし)の肉体年齢には、5〜8歳の差が生じていました。
さらに5年後、カロリーを制限していたカントくんは、見た目も変わらず、たくさん動いていて元気そのものです。一方のオーウェンくんは皮膚がたるむほど太り、毛は色つやがなく、ほとんど動きません。MRIで調べたところ、全身の骨がつぶれていて動けなくなっていたのです。その状態は「近日中に死亡する」と宣言されるほどでした。
このアカゲザルの実験が示すのは、食べすぎが寿命を縮めるということです。認知症だって食べ過ぎが原因と言っても過言ではないのです。
■「三日坊主」にならないための4つのコツ
健康のためには「食べ過ぎないこと」が大事なのは、十分わかっているけれどなかなか続けられない。「三日坊主」で終わってしまうという方も少なくありません。
三日坊主を克服できる、食べ過ぎないための4つのコツの紹介。
- 野菜から食べる(野菜は低カロリーなのでカロリー制限になる)
- よく噛んで食べる(咀嚼したときに前頭葉や側頭葉が活性化している)
- 朝昼晩、規則正しく食べる
- 食べ放題・飲み放題の店に入らない(○○放題という店に入ると自分の好きなものをとってしまう)
戦後の時代はともかく、いまの時代で栄養素が不足することはありません。食べすぎないように気をつけること、まずはそれが健康長寿への第一歩です。
最後には特別セミナーを開催された駒ケ根市長もご挨拶されました。まずは腹7分目の習慣を作ることから始めていきましょう。
※サクセス フル・エイジングとは、年齢とともに、老いていくことを認識しつつ、これを受け入れながら社会生活にうまく適応して、豊な老後、よき老後を迎えていること。
協力:日本アンチエイジングフード協会
http://anti-agingfood.com/



