1月8日父が退院しました。9月7日に大学病院に入院してから、4ヵ月。長かったー。
転院する意味もわからないまま、リハビリ病院に来て、個室での入院生活。
部屋は観ていないテレビの音が響いているだけ。
リハビリ後は、ベッドに寝かされ、今日が何日で何曜日かも全くわからないと言っていました。

家族に捨てられたような気持ちになっていないだろうか・・・。
そう思いながら、毎日昼過ぎには、父の着替えを持って病院に向かい、面会。リハビリの様子を見学したら、
病室から洗濯物を持って、夕飯の買い物をして帰宅するという生活。あ〜、ようやく終わりです。
退院までの間に、併設している総合病院の耳鼻科と歯科の受診を看護師さんにお願いしました。
気になっていることは、解決しておこう。話しかけても反応がないのは、ひょっとしたら相手の話が
聞こえていないのかもしれない。
補聴器が正しく入っているか、電池は大丈夫かを確認したら大丈夫。
あっ、ひょっとしたら耳垢かも? 耳垢の粘着性が強い湿性耳垢は、耳垢栓塞になりやすいらしい。
さらに、補聴器を付けていると耳垢がたまりやすいのだそうです。
診察していただくと、ガチガチに塊になっていたそうで、耳垢を柔らかくして、取り出しやすい
お薬を使って除去してもらいました。
診察後は、反応バッチリ。話しをしていることが分かるとコミュニケーションがとりやすくなります。
そして、もう一つ気になっていた『入れ歯の適合』
「食べるのに時間がかかる」「よく残す」と言われていたけど、入れ歯はきちんと合っているのだろうか?
入院する前に、挟まったご飯粒をよく取ったりしていたなー、こんなに痩せてきたら問題はないのかな?
入れ歯の適合を見ていただき、不都合があれば調整してもらっておきたい。診察していただくと、入れ歯は合っていなかったそうで、
いくら「入れ歯安定剤」を使っても、噛みにくさや痛みがあっては、食事がスムーズに出来ないはずです。
そうして、万全を期して迎えた退院の日。退院時間は早朝9時出発。早い~。
父が車に乗り込もうとしても、体が硬くなっていて、かがめません。どうやって乗ろうか・・。

首が曲がらない、腰が曲がらない、膝が曲がらない、足が上がらない・・・。
これはマズイ、早くも、前途多難です。それでもどうにか、車に乗せ、自宅に到着。
久しぶりの我が家に帰ってきました。

オムツ交換の時間、テープ式のオムツでも、つかまって立っていられたら、オムツは変えられるかも・・・。
長く立ってられないので、早替わりのように素早く交換。「立ちオムツ」成功しました。
これなら、パンツ式のオムツ大丈夫かもしれません。
ベッドへの移乗や、起き上がるときの介助も、初めは、なかなか難しく、YouTubeを色々見ました。
腰を痛めないように、足で踏ん張るせいか、毎日靴下の足の裏に穴が開きました。とろみ生活もスタートです。

マットレスが、寝たきり用のもので軟らかかったせいか、うまく滑らない。
そこで、座らせたり、移乗するときに姿勢が安定しやすい端が硬めのマットレスに変えると使いやすくなりました。
なんとか、やれば出来るもんだ。
妹が孫を連れて遊びに来ました。84歳のひいじいちゃんを見る1歳のひ孫は、珍しいものを見つけたように、
覗き込んで愛想をします。ひ孫の顔をみたら、表情のなかった父に笑顔がよみがえってきました。
まあ、あやす表情をしているのを見てビックリ。子供の笑顔には伝播して、人を幸せにする力があります。

そして、ワンコの力強し。父の側で寝て、付き添っているつもりなのか離れません。 最近の研究では、ワンコと飼い主がお互いに見つめ合うと、脳の下垂体から「オキシトシン」というホルモンが通常の3倍以上も多く分泌されるそうです。 このホルモンは心を癒やす効果があり、科学的にも「癒し」効果が証明されています。

介護というと大変、イメージはグレーですが、
やってみるとそうでもないかもしれない。