脳の手術をするということ~ カリスマ理学療法士と出会った⑨

父の介護サービスで希望したのは、運動機能のリハビリ。何しろ体が硬い‥。
手首の関節などは手を触れられるだけでも痛いと言うので、病院で入院中に、レントゲンなどの
検査をしてもらっても原因はわからず・・。
結局、「高齢だから、神経の何かがどうにかなっているのでしょう」。
そう言われると元も子もありません。
 
退院後は、入院していたリハビリ病院のデイケアに行くことにしていましたが、
到着して、いきなりローイングマシン をさせられても、
年末のインフルエンザの後、体力も筋力も落ち、握力もゼロになっている父には、さすがに難しい。
ここは、父には合いませんでした。
 
ケアマネさんに、「マシン重視のリハビリではなく、関節の可動域が広げたり、筋力を強化したり、体をしっかり見てもらえるような場所はないですかねー」と相談したところ、それは回復期病棟ですることなので、デイケアなら、どこもそんなに変わらないと思いますよ・・と言われ、無理なのか〜。でも、すぐに「合う合わないはあると思いますが・・・」と前置きして、デイケアの情報をくれました。見学に行った際には、理学療法士のI先生は、父を全身骨格模型の前に連れて行き、痛みについて説明。
 
 
「みんなこうやって、最後は骨になるんだけれど、今の状態は、関節を動かさなかったから、筋肉や関節が硬くなって、
骨と骨がくっついている。だから、動かしただけでも痛いんだよ。骨と骨に隙間をあけてあげたら痛みはとれてくる」と
父の手首を調整し、「84歳なんて、まだ若い、麻痺が残っているわけじゃないし、大きな障害があるわけじゃない、
治らない病気じゃないんだから頑張ろう。リハビリしたらよくなるよ」。84歳を若いという先生がここにいた。
今まで、さんざん高齢だから、お歳なので、と病院で言われ続けてきたので、なんだか新鮮です。
今まで、話せなかった父が、自分から「先生、私は治りますか?」と質問したのには驚きました。
I先生は、父が8割、先生が2割、頑張れば治ると答えました。
 
言葉は魔法です。やる気スイッチが入ると、父はどんどんと良くなりました。
今、父は、チェアー浴ではなく、一般浴に入られるようになりました。
 
支えてもらいながら、ゆっくりと湯船に浸かり、充分に温まってからリハビリをしています。
I先生の居宅訪問は、父をトイレに座らせたり、ベッドに寝かせて起き上がらせたり、徹底的にチェック。
 
電動ベッドの高さは、父の場合は42センチと指示をされ、それは、見た目には高かったけど、シュッとスムーズに立てました。
 
 
また、階段が多い我が家は、居間に行くには階段をあがり、最後に2段に上がって部屋に行きます。ステップのような段差の横には、すぐ横にポールタイプの手すり付けて、掴まれるようにしてありましたが、初めの1段は上がれても、最後の段が上がれない。
高さは低いのに、何で?と思っていたのですが、I先生は、ポールにグリップを付けることを指示。円形よりは長方形のもので、実際にグリップを設置してみると、初めの一段でグリップに掴まり、次にグリップを押して反動をつけて上り切る。
そういう動きが出来るのかと感心しました。手すりは掴まるだけじゃないんだなぁ‥。
 
 
デイケアでリハビリシューズをオーダーしました。
 
 
順調にリハビリも進んでいます。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
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