脳と腸は、迷走神経やホルモンで密接につながっている。脳のストレスが、腸に伝わり、腸内フローラが崩れる!

脳腸相関と言われるほど、脳は腸と密接に関係しています。

 

迷走神経やホルモンで常に腸と脳はやり取りを行っているのです。

 

脳がストレスを感じると、腸に伝わり、蠕動運動という、腸の内壁がうんちを運ぶために細かく収縮を行う運動が変化し、その結果、下痢や便秘が起きてしまいます。

 

下痢や便秘によって腸内環境が変わると、腸内細菌全体(腸内フローラ)のバランスも変わり、さらに腸内環境が悪化します。

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このような悪循環が重なって、下痢や便秘しやすい体質になってしまうわけです。

 

その前に腸内環境を良い状態に保つことが大切です。

 

お腹の調子が悪くなる要因はいろいろありますが、腸内フローラが崩れることも、その一つと考えられます。

 

腸内フローラのバランスが崩れてしまった要因として、6つの要因が考えられます。

 

  1. 偏った食生活。食べ過ぎ、飲みすぎ
  2. ストレスや過労、寝不足
  3. 薬(抗菌薬)の常用
  4. 細菌などによる感染
  5. 気温の変化による体温の不調整
  6. 加齢による老化

 

腸内フローラのバランスが崩れると、いろいろな病気を誘発することがわかってきました。

 

腸内環境が悪化すると人間の体にとって、良くない物質が腸内フローラから作られてしまうということが分かったのです。

 

それが大腸がんや肝がん、動脈硬化に関与しているというのです。

 

大腸がんや肝がんへのリスクを高めていると考えられるのは、二次胆汁酸です。

 

私たちが高脂肪の食品を食べることによって、十二指腸や空腸から消化管ホルモンが分泌されますが、

その刺激によって肝臓で作られた胆汁が腸に分泌されます。胆汁に含まれる成分の1つが胆汁酸です。

 

脂肪は、そのままでは腸では吸収されません。疎水性といって、水と油は混ざることが出来ないからです。

そこで、水と油を同化させ、吸収しやすくするのが、胆汁酸です。

 

一次胆汁酸は特に問題はありません。

 

しかし、脂肪分の多い食事を摂りすぎると分泌される胆汁酸量が増加します。腸内環境が良くないと、分泌された一次胆汁酸が腸内細菌により二次胆汁酸に代謝され、それが肝がんの原因になるとされています。

 

どんな腸内細菌が二次胆汁酸を生む原因になるのかは、現在、研究が進められています。

 

次に、動脈硬化を促進する原因として考えられているのは、トリメチルアミンオキシドという物質です。

 

カルニチンやコリンを多く含むものを食べると、それを、ある種の腸内細菌がトリメチルアミンに変換します。このトリメチルアミンが腸で吸収されて、肝臓に運ばれると、トリメチルアミンオキシドに代謝されるのです。

 

腸内フローラによるトリメチルアミンの産出を阻害する化合物を摂取することにより、動脈硬化を予防できることがマウス実験で明らかになっています。

 

ちなみに、カルニチンやコリンを多く含む食品は赤身のお肉です。

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普通に食べる分には全く問題はありませんが、食べ過ぎには注意しましょう。

 

また、肝がんにしても、動脈硬化にしても、その発症には、次の3つの悪い要素が重なると発症すると考えられます。

 

  1. 私たちの遺伝子型
  2. 食生活
  3. 腸内フローラのバランス

 

遺伝子型は、すべてを変えることは出来ませんが、食生活と腸内フローラはコントロール出来ます。

 

摂取する食品の選択、それを受け入れる腸内フローラの整備は積極的に行いたいものです。

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参照:「お腹の調子がよくなる本」 福田 真嗣 著

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